「この男は本物だ」「ハートは身長を超える」 172cm河村勇輝、KD級の奮闘に海外バスケ関係者から絶賛の嵐
パリ五輪は30日(日本時間31日)、男子バスケットボール1次リーグが行われ、B組第2戦で世界ランク26位・日本は同9位フランスと対戦。後半残り10秒までリードしながら追いつかれ、延長の末に90-94で大金星を逃した。チーム最多の29得点を挙げた河村勇輝には海外の識者も「この男は本物だ」などと称賛の声を上げた。
パリ五輪
パリ五輪は30日(日本時間31日)、男子バスケットボール1次リーグが行われ、B組第2戦で世界ランク26位・日本は同9位フランスと対戦。後半残り10秒までリードしながら追いつかれ、延長の末に90-94で大金星を逃した。チーム最多の29得点を挙げた河村勇輝には海外の識者も「この男は本物だ」などと称賛の声を上げた。
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身長224センチのウェンバンヤマ、216センチのゴベアらを擁するフランス相手に、172センチと小柄な河村が奮闘した。第1クォーター(Q)から連続で3ポイントシュート(3P)を決めれば、スピード感溢れるドライブからレイアップ。第4Qにエース八村塁が退場処分を受けた直後には、ファウルを受けながら3Pを沈める“4点プレー”も成功させ、チームを牽引した。
33分16秒の出場でチーム最多の29得点6アシスト。7リバウンドも記録した。FIBA公式Xによると、21世紀の五輪で1試合25得点、5リバウンド、5アシスト以上をマークしたのは2016年のケビン・デュラント(米国)ら限られたスターしか達成していないという。FIBA公式Xは「ハートは身長を超える」と高さの不利をものともしない河村の健闘をたたえた。
米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のラジオ番組「ダン・パトリック・ショー」のエグゼクティブプロデューサー、ポール・パブスト氏は自身のXで「この男は本物だ」と4点プレーを決めた河村を称賛。米ヤフースポーツのNBAシニアライターのダン・ディバイン記者も「日本のユウキ・カワムラを本当に高く評価している」と投稿した。
米テキサスA&M大キングスビル校男子バスケットボール部のオマー・ゴンザレス監督も「5フィート8インチのPG、ユウキ・カワムラ 五輪で日本を代表し、ウェンビーやゴベア相手に最も高いレベルでプレーしている これぞ全てのプレーで立ち向かうべき姿だ! 全ての選手に長所があるが、信じていれば誰もあなたの心と努力を奪うことはできない」と模範とすべき選手だと強調した。
(THE ANSWER編集部)