柔道8分49秒死闘後のスポーツマンシップに感動「美しき瞬間」 金メダル・出口が相手の肩を…
パリ五輪は29日、柔道女子57キロ級が行われ、初出場の舟久保遥香が銅メダルを獲得した。決勝は出口クリスタ(カナダ)が許海実(韓国)を下して、金メダル。準決勝では地元フランス選手と合計8分49秒の大熱戦を制したが、その際に見せたスポーツマンシップが話題になった。国際柔道連盟(IJF)公式インスタグラムが公開した写真には、海外ファンから「これぞ柔道のすべて」「誇らしい」といった反響が寄せられている。
パリ五輪・柔道女子
パリ五輪は29日、柔道女子57キロ級が行われ、初出場の舟久保遥香が銅メダルを獲得した。決勝は出口クリスタ(カナダ)が許海実(韓国)を下して、金メダル。準決勝では地元フランス選手と合計8分49秒の大熱戦を制したが、その際に見せたスポーツマンシップが話題になった。国際柔道連盟(IJF)公式インスタグラムが公開した写真には、海外ファンから「これぞ柔道のすべて」「誇らしい」といった反響が寄せられている。
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日本で培われた武道の精神を示した。フランスのサラレオニー・シシケとの一戦は本戦の4分間では決着がつかず、ゴールデンスコア方式の延長戦に突入。一進一退の攻防が続いた延長4分49秒にシシケに3度目の指導が与えられ、シシケの反則負けという形で出口の決勝進出が決まった。出口はシシケに歩み寄り、前から両肩を抱くようにして健闘を称えると、悲しそうな表情のシシケもこれに応えた。
IJF公式インスタグラムは「過酷な10分間の準決勝後に見られた美しきスポーツの瞬間」とつづって写真を公開。海外ファンからは「リスペクトだ」「これぞ柔道のすべて!」「彼女たちのことがとても誇らしい」「素晴らしい試合だった」といったコメントが寄せられている。カナダ出身の父と日本人の母を持ち、長野・塩尻市で生まれ育った出口。2017年にカナダ国籍を選択してつかんだ金メダルはドラマであふれている。
(THE ANSWER編集部)