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58歳で初五輪・卓球女子の人生がスゴイ 42年前は中国代表→ブランク15年から復帰「年齢なんて…」海外注目

パリ五輪の卓球女子に初出場した58歳の大ベテラン選手が話題になっている。27日に行われたシングルス1回戦でレバノン選手に敗れたものの、1ゲームを奪う大健闘。五輪の大舞台で爪痕を残した。海外メディアは運命に翻弄されたここまでの道のりを紹介。「卓球の旅は中国で始まり、彼女の願いは五輪にチリ代表としてプレーすることで叶った」などと記している。

卓球女子シングルスにチリ代表として出場したジーイング・ゼング【写真:ロイター】
卓球女子シングルスにチリ代表として出場したジーイング・ゼング【写真:ロイター】

パリ五輪・卓球女子

 パリ五輪の卓球女子に初出場した58歳の大ベテラン選手が話題になっている。27日に行われたシングルス1回戦でレバノン選手に敗れたものの、1ゲームを奪う大健闘。五輪の大舞台で爪痕を残した。海外メディアは運命に翻弄されたここまでの道のりを紹介。「卓球の旅は中国で始まり、彼女の願いは五輪にチリ代表としてプレーすることで叶った」などと記している。

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 今回、インド英語日刊紙「ヒンドゥスタン・タイムズ」が取り上げたのは、チリ代表の58歳、ジーイング・ゼング。本文では「ジーイング・ゼングの卓球の旅は中国で始まったが、彼女の願いは2024年の五輪にチリ代表としてプレーすることで叶った」と記したうえで、「中国で暮らす92歳の父は、朝の5時までパリ五輪で予選を戦う58歳の娘の姿を見守った。彼女が幼い時に卓球の練習場に連れて行って以来、見続けてきた夢だった」とのエピソードも紹介している。

 記事ではゼングの経歴にも触れている。広東省広州で生まれ、16歳で中国代表に選出されたものの、1988年ソウル五輪時のルール改正を機に成績が下降。代表から外れた後はチリに移住し、2005年に国内大会での優勝を最後に一線から退いていたという。だが、コロナ禍の2020年、自宅に卓球台を買ったところで卓球熱が再燃。競技に復帰すると昨年の南米選手権で予選を突破し、その後のパンアメリカン大会でパリ五輪の出場権をつかんだ。

 このストーリーを米スポーツメディア「ブリーチャー・リポート」公式インスタグラムも紹介。海外ファンからは「夢を追うのに歳を取り過ぎたなんてない」「市民のチャンピオン」「彼女こそ金メダルだ」「親からヤマルやスケートボーダーのこと言われたら、彼女について教えるわ」「なんて凄い物語なの」「年齢なんてただの数字だ」「彼女は私にとってのヒーロー」といった反響が寄せられている。

(THE ANSWER編集部)


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