舟久保遥香、元世界女王ビロディド撃破! 6分47秒死闘で反則勝ち、「野獣」松本薫以来12年ぶりメダルへ
パリ五輪は29日、柔道女子57キロ級が行われ、2回戦で舟久保遥香がダリア・ビロディド(ウクライナ)に反則勝ちし、準々決勝に進出した。相手は48キロ級で2018、19年世界選手権を制し、東京五輪でも銅メダルだった元世界女王。舟久保にとって序盤からいきなりの強敵だった。
パリ五輪・柔道女子57キロ級
パリ五輪は29日、柔道女子57キロ級が行われ、2回戦で舟久保遥香がダリア・ビロディド(ウクライナ)に反則勝ちし、準々決勝に進出した。相手は48キロ級で2018、19年世界選手権を制し、東京五輪でも銅メダルだった元世界女王。舟久保にとって序盤からいきなりの強敵だった。
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舟久保は序盤から積極的に技を打ち合った。開始1分45秒ほどで相手の技をしのいだ際、右肩を痛がる仕草を見せた。指導をもらったが、残り15秒を過ぎて極端な防御姿勢を取ったビロディドにも指導。4分で決着がつかず、ビロディドに疲労の色が見える中、ゴールデンスコア方式の延長戦に突入した。
延長に入り、ビロディドのコーチが2度目の注意を受け、退場させられた。「待て」のかかった時間以外で執拗に声をかけたとみられる。舟久保が攻め立て、ビロディドに2つ目の指導。ビロディドは立ち上がるのもやっとの疲労困憊となり、延長2分47秒、計6分47秒で3つ目の指導。舟久保が死闘を制した。
25歳の舟久保は22、23年世界選手権で2位。この階級では「野獣」の愛称で親しまれた12年ロンドン五輪の松本薫以来となる金メダルの期待が懸かり、1回戦はゴールデンスコア方式の延長戦を制していた。
23歳のビロディドは、1回戦でネラ・ティーブワ(キリバス)に開始6秒の大内刈で一本勝ち。東京五輪後に2階級上げ、今大会には57キロ級で出場した。モデルとしても活躍し、東京大会でも日本で人気を博し、今大会もネット上では「ウクライナ美女ビロディド出るじゃん」「可愛いくて強い」と熱視線を浴びていた。
(THE ANSWER編集部)