五輪表彰台で「なんで自撮りを?」と話題 実は韓国企業による五輪初の戦略、その経緯を公表
パリ五輪で連日熱戦が繰り広げられている中、一つの疑問がネット上を駆け巡っている。それは選手たちの表彰台でのワンシーン。メダリストたちが一様に自撮りをしている。「何でだろう?」とファンが注目しているが、実は「五輪で初めて選手自身の視点から記録する」という韓国企業のPR戦略も兼ねられていた。
パリ五輪
パリ五輪で連日熱戦が繰り広げられている中、一つの疑問がネット上を駆け巡っている。それは選手たちの表彰台でのワンシーン。メダリストたちが一様に自撮りをしている。「何でだろう?」とファンが注目しているが、実は「五輪で初めて選手自身の視点から記録する」という韓国企業のPR戦略も兼ねられていた。
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柔道の角田夏実、阿部一二三、スケボーの14歳・吉沢恋(ここ)、15歳・赤間凛音(りず)など各競技のメダリストが表彰台で自撮り。海外選手たちとともに1枚に納まる場面が目立ち、ネット上では「何でだろう」「これ何で撮ってるんかめっちゃ気になっててんな」「平和でいいよな」と日本人ファンの話題を集めている。
そんな中、韓国企業のサムスンは29日、公式サイトで「パリ2024:メダリストが史上初のVictory Selfieで勝利の笑みをGalaxy Z Flip6 Olympic Editionを使ってシェアする」と題し、経緯を公表。これまでメディアだけが撮影してきたことに触れ、「距離のあるところから収められ、アスリート自身のレンズによるものではありませんでした」と指摘した。
大会スローガンの「広く開かれた大会」の精神に則り、同社のスマホを活用した自撮りをすることに。「新しく、より個人的な思い出を作り出し、共有できるようお手伝いします」とアスリートの記念撮影をサポート。五輪初の試みという。スタッフからスマホを手渡された選手が撮影すると、画像がワイヤレスで選手用の共有フォルダに自動アップロードされる。
「選手たちは自身の瞬間を全く新しい次元で共有することができます。これはサムスンの『Open always wins(開かれたものは常に勝つ)』という信念に完璧に一致しており、この開放性は新しい価値観や無限の可能性を生み出します」
今大会は選手たちに同モデルのスマホが配布されている。パリ五輪公式SNSなども表彰台の自撮り画像を多数投稿。選手やファンを楽しませ、PRされている。
(THE ANSWER編集部)