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阿部一二三、金メダル後の名言「妹の分まで」に感動の嵐「涙出た」「妹思いの良い兄ちゃんすぎて…」

パリ五輪は28日、柔道男子66キロ級決勝が行われ、2021年東京五輪王者・阿部一二三が金メダルを獲得した。ウィリアン・リマ(ブラジル)に一本勝ち。女子52キロ級の妹・詩は2回戦で敗れ、兄妹同日連覇の偉業はならなかったが、兄の快挙に客席で涙した。

金メダルを獲得し、ピースサインを掲げる阿部一二三【写真:ロイター】
金メダルを獲得し、ピースサインを掲げる阿部一二三【写真:ロイター】

パリ五輪

 パリ五輪は28日、柔道男子66キロ級決勝が行われ、2021年東京五輪王者・阿部一二三が金メダルを獲得した。ウィリアン・リマ(ブラジル)に一本勝ち。女子52キロ級の妹・詩は2回戦で敗れ、兄妹同日連覇の偉業はならなかったが、兄の快挙に客席で涙した。

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 一二三は堂々と畳に立った。客席では敗退した詩が見守る中、「ひふみ!」コール。開始1分50秒ほどで技ありを奪った。最後も技ありを奪って一本勝ちだ。詩は客席で涙を流した。一二三は両手を挙げて歓声に応え、畳を降りる際には正座で綺麗に一礼。畳を降りると、コーチと抱き合いながら涙を流し、最強を証明した。

 中継インタビューでは「いや、もう最高の思いです」と第一声で語り、「この3年、東京五輪が終わって、凄く苦しい想い、しんどい想いばかり。楽な道ではなかった。それを考えて」と涙の理由を説明した。

 そして、妹の敗退に自ら触れた。「今日、妹が負けてしまって、僕自身も凄く苦しい一日。妹の分まで、やっぱり兄が頑張らないと、という気持ちで頑張った。(切り替えは)難しさというか、やっぱり苦しかったけど、兄としてやるしかないという想いで(気持ちを)抑えてました」と振り返った。

 このインタビューにネットも感動。特に「妹の分まで」という兄の覚悟が伝わる名言に大反響となった。

「お兄ちゃん本人の言葉で妹の分までとか言われたら泣かずにはいられないよね」
「妹の分まで兄が頑張らないと… 話す姿 ほんとカッコいいお兄さん」
「『妹の分まで』というコメントに涙出た」
「妹思いの良い兄ちゃんすぎて羨ましくなった」
「妹の分まで頑張らないとってコメントが全力で兄を遂行しててほんとにかっこいい」
「『妹の分まで…』って泣ける」
「ありがとうお兄ちゃん。感動した」

 一二三は初戦の2回戦で一本勝ち。準々決勝では負傷し、鼻血を出しながらも合わせ技で一本勝ちした。準決勝はゴールデンスコア方式の延長戦に入った直後に一本。オール一本勝ちで2大会連続の決勝に駒を進めていた。

(THE ANSWER編集部)



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