阿部詩撃破した勝者の柔道家精神を日本人称賛 表情を変えず「グッときた」「所作も素晴らしい」
パリ五輪は28日、柔道女子52キロ級が行われ、連覇を狙う阿部詩が2回戦でディヨラ・ケルディヨロワ(ウズベキスタン)に谷落で一本負けを喫した。五輪女王のまさかの敗戦に衝撃が広がっているが、日本ファンは勝っても冷静な振る舞いを見せ続けたケルディヨロワを称える声を上げている。
パリ五輪・柔道女子52キロ級
パリ五輪は28日、柔道女子52キロ級が行われ、連覇を狙う阿部詩が2回戦でディヨラ・ケルディヨロワ(ウズベキスタン)に谷落で一本負けを喫した。五輪女王のまさかの敗戦に衝撃が広がっているが、日本ファンは勝っても冷静な振る舞いを見せ続けたケルディヨロワを称える声を上げている。
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誰もが目を疑うような幕切れだった。谷落で決着。阿部は茫然とし、状況を理解して号泣した。一方、ケルディヨロワは歓喜を爆発させることはなし。一本のコールから約30秒間、表情を変えず畳の上でじっと待った。審判から勝利を宣告された後は敗戦のショックで動けない阿部のもとへ。両手を差し出し頭を下げた。その後、下がって一礼すると、表情を変えることなく畳を下りた。
この相手の礼節を重んじた振る舞いに、ネット上の日本ファンも注目。「詩ちゃん負けて悲しいけど、相手選手のスポーツマンシップとか礼儀みて、良い試合だった!って思えた」「相手の気持ち考えてちゃんと待ってる姿勢」「技も素晴らしいし所作も素晴らしい」「ケルディヨロワ選手の立ち居振舞いにグッときました」「素晴らしい柔道家だった」など、世界ランク1位の実力だけでなく、柔道家精神を備えた選手だったと称えていた。
(THE ANSWER編集部)