五輪開会式で悲劇「結婚指輪が沈んでいく…」 行進中にイタリア選手の指輪が落下、SNSで妻に謝罪
パリ五輪の開会式は26日(日本時間27日)に市内セーヌ川沿いで行われた。選手が船に乗って行進するという過去にない演出が注目されたが、ここで“悲劇”に見舞われた選手がいる。イタリア選手団の旗手を務めたジャンマルコ・タンベリが、結婚指輪をセーヌ川に落としてしまったというのだ。
走り高跳びのイタリア代表タンベリ…英紙が詳報
パリ五輪の開会式は26日(日本時間27日)に市内セーヌ川沿いで行われた。選手が船に乗って行進するという過去にない演出が注目されたが、ここで“悲劇”に見舞われた選手がいる。イタリア選手団の旗手を務めたジャンマルコ・タンベリが、結婚指輪をセーヌ川に落としてしまったというのだ。
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英紙「ザ・サン」が「タンベリはフェンシング代表のアリアナ・エリゴと並んでイタリア選手団の旗手としてチームを牽引していた。しかし、最愛の結婚指輪が転がり落ち、濁った川へと沈んでいくのを目の当たりにして精神的に打ちのめされた」と伝えた。
タンベリは翌日、妻キアーラさんにインスタグラム上で“謝罪”を行った。自身が映画「ロード・オブ・ザ・リング」の登場人物に化けた加工画像を付けたのだから、シャレが利いている。さらに「愛している君へ、申し訳ない。雨が降りすぎていたのか、この数か月で体重をあまりにも落としていたからなのか、抑えきれない興奮のせいか。恐らくこの3つが理由だと思うが、事実なのは指輪が僕の手からこぼれ落ち、それが(川へと)飛んでいくのを目にしたということ。ボートの中で指輪が弾んでいる間、その行方を凝視しながら見送ったよ。永遠に続く瞬間だ」と文学的につづった。
タンベリは陸上走り高跳びの選手で、東京五輪ではカタールのムタズエサ・バルシムと金メダルを分け合った逸話でも知られる。妻への謝罪は「このアクシデントが本当に起こるべくして起こったとして、指輪を失うことが必然だったとしても、これ以上の場所は思いつかない。指輪は愛の街の川床でずっと残り続けるだろう」と結ばれている。
(THE ANSWER編集部)