世界ランキングなしの不気味な存在「実力はトップレベル」

　パリ五輪の卓球は27日、混合ダブルスの1回戦を行い、世界ランキング2位の張本智和、早田ひな組が、ランキング外の北朝鮮ペアに1-4（5-11、11-7、4-11、13-15、10-12）で敗れるという波乱があった。この結果を韓国メディアは「大型事故」と衝撃をもって伝える一方、実力について冷静に分析している。

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　韓国メディア「ファイナンシャルニュース」は「北朝鮮がパリ五輪で大型事故を起こした。優勝候補がなす術もなく崩れた」と、世界ランキングのない北朝鮮のリ・ジョンシク、キム・クムヨン組が同2位のコンビを破った驚きを伝えている。さらに「張本、早田組は国際卓球連盟の世界ランキングで2位で、中国の1位ペアとともにこの大会の優勝候補と見られていた」「今大会で、これより大きな異変があるだろうかというほど大きな異変だ」と衝撃を伝えた。

　北朝鮮は新型コロナの感染拡大を理由に東京五輪に参加しなかったため、これが8年ぶりの五輪参加。韓国紙「スポーツ京郷」は「リ・ジョンシクとキム・クムヨンの勢いがどこまで続くのかも大きな関心事となった。2人は国際大会に参加していないため世界ランキングがついていないだけで、実力はトップレベルだという評価が少なくない」と伝えている。

　同紙によれば、昨秋のアジア大会で対戦経験のある韓国選手も「元々実力がある選手。アジア大会で戦った時も本当に面倒だと思った」と、要注意の伏兵と見ているという。