外交ルートでの強力抗議も

　パリ五輪は26日（日本時間27日）に市内セーヌ川沿いで開会式を行った。選手が船に乗って入場するという演出の中で、韓国がフランス語と英語で「北朝鮮」と紹介されたことが物議に、政治問題化しそうな気配だ。五輪チームを主管する大韓体育会は現地で会議を開き、政府に報告。政府はフランス側に強力な抗議の意を伝えるという。

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　韓国の放送局「SBS」が伝えている。「韓国政府は、パリ五輪開会式の場内放送で韓国選手団を『北朝鮮』と誤って紹介した五輪組織委員会に再発防止要請とともに、強い遺憾の意を伝えた」と報じた。

　記事によれば、大韓体育会の関係者はこの現場に遭遇するとすぐに会議を開き、主管する文化体育観光部に報告。さらにパリ五輪組織委員会に対し再発防止を要請し、選手団長名義の公式抗議書簡を送る予定にしているという。

　さらに政府の文化体育観光部は遺憾の意を表明。チャン・ミラン第2次官は、現地でIOC（国際オリンピック委員会）のトーマス・バッハ会長に面談を要請し、政府にもフランス側へ強力に抗議するよう外交部（外務省に相当）に要請したという。