東京五輪での不正を否定「ドローン映像は見ていない」 スパイ行為で揺れるカナダ元GK「勘違いしないで」
パリ五輪女子サッカーで連覇を狙うカナダ代表が、ドローンを駆使して相手チームの情報をスパイしていたことが発覚し、拘束されていた実行役は執行猶予付きの有罪判決を下されたと海外メディアが報じた。東京五輪の金メダルにも疑惑が向けられる中、当時同国代表のGKを務めていたステファニー・ラベーさんは「偉大なゴールキーピングを不正行為と勘違いしないで欲しい」とSNSで発信している。
カナダに激震
パリ五輪女子サッカーで連覇を狙うカナダ代表が、ドローンを駆使して相手チームの情報をスパイしていたことが発覚し、拘束されていた実行役は執行猶予付きの有罪判決を下されたと海外メディアが報じた。東京五輪の金メダルにも疑惑が向けられる中、当時同国代表のGKを務めていたステファニー・ラベーさんは「偉大なゴールキーピングを不正行為と勘違いしないで欲しい」とSNSで発信している。
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騒動の発端は現地22日、サンテティエンヌで行われたニュージーランド代表のトレーニング中、上空にドローンが飛来。スタッフが即座に警察に通報したと米スポーツ専門局「ESPN」などが報じていた。操縦していたのはカナダのサポートスタッフで、NZ側はカナダから謝罪されたことも明かしている。
カナダオリンピック委員会(COC)は現地24日、非公認分析官ジョセフ・ロンバルディ氏と、そのアシスタントコーチのジャスミン・マンダー氏の2人をチームから外し、直ちに帰国させた。騒動の中迎えたニュージーランド戦には2-1で勝利したものの、ベブ・プリーストマン監督は大会残り試合の出場停止処分をカナダサッカー協会から下された。COCは声明を発表し、大会残り期間はアンディー・スペンス・アシスタントコーチがチームを引き継ぐと決定している。
前回大会の金メダルにも疑問の声が上がるほどの騒動に発展しているが、東京五輪に出場したラベーさんは自身のXで「PKについて気になる人がいるようなので。私は毎試合の前夜に(相手のPKを)じっくり調べていた。相手の代表戦やクラブでの試合でのPKの映像を見ていた」とPKは前日にじっくり研究していたと説明した。
そのうえで「情報に基づいた私の推測では、ドローンで撮影された映像は見ていないと思う。偉大なゴールキーピングを不正行為と勘違いしないで欲しい」と、ドローンの活用を否定していた。
(THE ANSWER編集部)