「ドイツで黒い肌をしていると…」人種差別も示唆 日本と激突する男子バスケ大物が旗手に抜擢
パリ五輪に出場するバスケットボール米国代表チームが現地入りしたようだ。レブロン・ジェームズ、ステフィン・カリーら12人が一堂に介した集合ショットに日本人ファンは「アベンジャーズやん」「この集団が前から歩いてきたら…」などと戦慄している。
ドイツ代表団の旗手を務めるデニス・シュルーダー
パリ五輪は現地26日(日本時間27日)に開会式を迎える。ドイツ代表団の旗手を務めるのは、日本代表とも対戦する男子バスケットボール代表のデニス・シュルーダー。昨夏のワールドカップでMVPに輝いたNBAのスター選手が感激の想いを明かした。
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昨季はラプターズ、ネッツでプレーしたシュルーダー。FIBA公式Xは、旗手を務めることが決まった30歳のインタビュー動画を公開した。シュルーダーは「信じられないよ。僕のバックグラウンドのこともあるからね。母がガンビア出身。ドイツで黒い肌をしていると時に、子どもの頃は辛い思いをすることがあった」と、人種差別を経験したことを示唆した。
「でも、今ドイツを代表することができるなんて……信じられないよ! 僕だけじゃなく、僕の家族にとっても素晴らしいこと。国内の似たようなバックグラウンドを持つ人たちにとって、非常に大きな声明だと思う」と感激の想いを明かしたシュルーダー。27日には日本代表と対戦する。
(THE ANSWER編集部)