五輪サッカー前回女王カナダに激震 ドローン偵察騒動で監督が今大会残り試合ベンチ入り禁止
パリ五輪女子サッカーで連覇を狙うカナダ代表が、ドローンを駆使して相手チームの情報をスパイしていたことが発覚し、実行役が拘束された。対戦相手のニュージーランド(NZ)代表チームが現地警察に訴えていたが、実行役が執行猶予付きの有罪判決を下されたと海外メディアは報道。一連の騒動を受け、ベブ・プリーストマン監督は大会残り試合の出場停止処分をカナダサッカー協会から下された。
カナダオリンピック委員会が決定
パリ五輪女子サッカーで連覇を狙うカナダ代表が、ドローンを駆使して相手チームの情報をスパイしていたことが発覚し、実行役が拘束された。対戦相手のニュージーランド(NZ)代表チームが現地警察に訴えていたが、実行役が執行猶予付きの有罪判決を下されたと海外メディアは報道。一連の騒動を受け、ベブ・プリーストマン監督は大会残り試合の出場停止処分をカナダサッカー協会から下された。
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前回女王カナダに激震だ。発端は現地22日、サンテティエンヌで行われたNZ代表のトレーニング中、上空にドローンが飛来。スタッフが即座に警察に通報したと米スポーツ専門局「ESPN」などが報じていた。操縦していたのはカナダのサポートスタッフで、NZ側はカナダから謝罪されたことも明かしている。
カナダオリンピック委員会(COC)は現地24日、非公認分析官ジョセフ・ロンバルディ氏と、そのアシスタントコーチのジャスミン・マンダー氏の2人をチームから外し、直ちに帰国させるとしたほか、プリーストマン監督が25日のNZ戦のベンチ入りを辞退した。試合は2-1で勝利したものの、指揮官の今大会残り試合の出場停止が決定。勝ち進んでも監督不在で臨むことになった。
COCは声明を発表し、大会残り期間はアンディー・スペンス・、アシスタントコーチのがチームを引き継ぐと決定。「この24時間にわたり、五輪開幕に先駆けて起こった先の対戦相手に対するドローン使用に関して、追加の情報が我々の注目を集めました。新たに明らかになったことを受け、カナダサッカー協会はパリ五輪の残り期間だけでなく、独立した外部調査が完了するまでカナダ女子サッカー代表監督ベブ・プリーストマンの職務を停止する決断を下しました」と説明した。
(THE ANSWER編集部)