五輪サッカー“スパイ行為”のカナダ実行役に有罪判決 無許可でドローン飛行、英BBC「禁錮8か月」執行猶予付き
パリ五輪女子サッカーで連覇を狙うカナダ代表が、ドローンを駆使して相手チームの情報をスパイしていたことが発覚し、実行役が拘束された。対戦相手のニュージーランド(NZ)代表チームが現地警察に訴えていたが、英公共放送「BBC」は実行役が執行猶予付きの有罪判決を下されたと報じている。
パリ五輪女子サッカーのカナダ代表
パリ五輪女子サッカーで連覇を狙うカナダ代表が、ドローンを駆使して相手チームの情報をスパイしていたことが発覚し、実行役が拘束された。対戦相手のニュージーランド(NZ)代表チームが現地警察に訴えていたが、英公共放送「BBC」は実行役が執行猶予付きの有罪判決を下されたと報じている。
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現地22日、サンテティエンヌで行われたNZ代表のトレーニング中、上空にドローンが飛来。スタッフが即座に警察に通報したと米スポーツ専門局「ESPN」などが報じていた。操縦していたのはカナダのサポートスタッフで、NZ側はカナダから謝罪されたことも明かしている。
カナダオリンピック委員会(COC)は現地24日、非公認分析官ジョセフ・ロンバルディ氏と、そのアシスタントコーチのジャスミン・マンダー氏の2人をチームから外し、直ちに帰国させるとしたほか、ベブ・プリーストマン監督が25日のNZ戦のベンチ入りを辞退していた。
英公共放送「BBCスポーツ」公式Xでは、「フランスの裁判所は、市街地で無許可にドローンを飛行させた罪を認めたロンバルディ容疑者が執行猶予付きの禁錮8か月の判決を受けたと発表した。“無公認の分析官”も同様に帰国させられた」と伝えられ、ロンバルディ氏が有罪判決を受けたと伝えた。
こうした騒動の中、現地25日に行われた試合では、東京五輪金メダルのカナダが2-1でNZに逆転勝利を収めている。
(THE ANSWER編集部)