「5万9000円の価値あるか?」 五輪チケットの新生児有料に英選手が非難「馬鹿げてるわ」
パリ五輪開会式が26日に迫る中、英国代表が客席に新生児も有料というルールを非難した。英紙「デイリー・メール」が報じている。
新生児も有料席の確保義務
パリ五輪開会式が26日に迫る中、英国代表が客席に新生児も有料というルールを非難した。英紙「デイリー・メール」が報じている。
【注目】THE ANSWERの姉妹サイト、スポーツを楽しむすべての女性を応援するメディア「W-ANS ACADEMY(ワンス・アカデミー)」はこちら!
同紙は「チームGB(英国代表)のスターたちは、選手らに幼児のチケット代全額の支払いを要求するパリ五輪の“馬鹿げた”政策を非難した―規則によると新生児であっても有料席を取る必要があると定めている」と説明した。327人の選手団には子どもも観戦に訪れる選手もいることを記載。チケット規則では、新生児は座らなくても有料席を確保しないといけないという。
記事によると、2歳の息子フレディを持つボート女子のマチルダ・ホジキンス・バーンは、「まったく馬鹿げているわ」「私はフレディの年齢を考えると、ボートのチケット代を支払う必要があったことは一度もなかった。五輪の騒音だと、私のレースに来ても、去ってしまうことはわかっているけど、それでも私たちはその代金を払わなければならない」と非難。一般ファンが子連れで観戦しづらいことを嘆いた。
「そこに座って楽しむつもりもない小さな子どものために、お金を払わなければならないということは、私たちのような親は観戦できないことを意味する。少し残念だ。でも、フレディがそこにいることで、彼がいない時よりもストレスもイライラもかなり軽減される」
さらに1歳の息子テオを持つ自転車男子のダン・ビガムは「1歳の息子のためにチケットを買わなければならないなんて、本当に合理的でないと思う」と指摘。「1歳ではそこに座ることすらしないだろうが、公式的には席を持つことになる。煩わしい。300ポンド(約5万9000円)の価値はあるのか? 彼はそれを覚えていないだろう。でも、彼がそこにいてくれることは嬉しいさ」と語っている。
記事では「五輪選手らは、出場する各セッションで2枚のチケットしか保証されておらず、そのチケットも支払う必要がある」と指摘した。
(THE ANSWER編集部)