馬を虐待でパリ五輪直前に辞退した馬術金メダリスト 「長い鞭で1分間に25回叩いた」英紙指摘
パリ五輪開幕を前に、馬術競技界のスター選手が出場を取りやめた。五輪で過去6個のメダルを獲得したシャーロット・デュジャルダン(英国)が、馬を虐待する動画の拡散が発端。各メディアが出場辞退を報じ、英紙「ザ・サン」は「長い鞭で馬を最低でも1分間に25回叩いている」と伝えた。
過去3大会でメダル6個を獲得した英国のデュジャルダン
パリ五輪開幕を前に、馬術競技界のスター選手が出場を取りやめた。五輪で過去6個のメダルを獲得したシャーロット・デュジャルダン(英国)が、馬を虐待する動画の拡散が発端。各メディアが出場辞退を報じ、英紙「ザ・サン」は「長い鞭で馬を最低でも1分間に25回叩いている」と伝えた。
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自身4度目の五輪出場だったデュジャルダンは、後輩の指導中に馬を鞭で打っていた。SNSで動画が拡散し、執拗に繰り返したと指摘される事態に。英紙「ガーディアン」は「パリ五輪からの追放が決定した」「国際馬術連盟から“即時有効”となる6か月の出場停止処分を受けたと発表される数時間前に、大会出場を辞退した」と報じた。
同紙によると、本人は「今回の出来事は全く私らしくないもので、私の馬の調教方法や教え子たちの指導方法を反映したものではありません。しかし、言い訳はできません」と釈明し、関係各所に謝罪。一方、英紙「ザ・サン」は「この映像でデュジャルダンは、彼女のプライベートの厩舎で、19歳の女子生徒を乗せたまま、長い鞭で馬を最低でも1分間に25回叩いている」と伝えた。
39歳のデュジャルダンは、2012年ロンドン五輪に初出場すると、団体と個人で2つの金メダルを獲得。16年リオデジャネイロ五輪では団体で銀、個人で金、21年東京五輪でも団体と個人で銅メダルを獲得し、過去3大会で計6個のメダルを獲得してきた。
(THE ANSWER編集部)