五輪女子サッカーのスパイ実行役が拘束 対戦国の練習をドローン撮影「非公認メンバーの行為」ESPN報道
パリ五輪女子サッカーで連覇を狙うカナダ代表が、ドローンを駆使して相手チームの情報をスパイしていたことが発覚し、実行役が拘束された。対戦相手のニュージーランド(NZ)代表チームが現地警察に訴え。前代未聞の状況を米メディアが報じている。
五輪女子サッカーで「ドローン・スパイ」騒動
パリ五輪女子サッカーで連覇を狙うカナダ代表が、ドローンを駆使して相手チームの情報をスパイしていたことが発覚し、実行役が拘束された。対戦相手のニュージーランド(NZ)代表チームが現地警察に訴え。前代未聞の状況を米メディアが報じている。
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NZの練習場に不審な影が飛来した。米スポーツ専門局「ESPN」は、「オリンピック:ニュージーランドがトレーニングを録画しようとドローンを飛ばしたカナダを通報」という見出しで報じた。
記事によると、現地時間22日にサンテティエンヌで行われたNZ代表のトレーニング中、上空にドローンが飛来。スタッフが即座に警察に通報した結果、「ドローンの操縦者はカナダ女子サッカーチームのサポートスタッフと判明し、拘束された」と報道した。この件に関してNZ側は「国際オリンピック委員会(IOC)へ正式に苦情を申し立てた」としている。
また同国オリンピック委員会(NZOC)は声明を発表。カナダ側から謝罪され「カナダオリンピック委員会(COC)は、この事件に『衝撃を受け、失望している』と調査を開始した」と明かしている。
ESPNの記事内では、その後のカナダ側の調査についても記載。「COCは、サポートチームの“非公認”メンバーがドローンを使ってシルバーファーンズ(ニュージーランド代表の愛称)の練習を記録したことを知らされた」とスパイ実行犯の素性を報じた。
東京五輪金メダルのカナダは、25日(日本時間26日)にNZ代表と対戦する。
(THE ANSWER編集部)