[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

「なんで南スーダンが入ったんだ?」 バスケ米国を苦しめた“伏兵”巡りNBA殿堂入り男が炎上→謝罪

米プロバスケットボール(NBA)で殿堂入りしているレジェンドの発言が波紋を呼んでいる。パリ五輪の男子バスケに出場する12か国の中で世界ランクが最も低い33位の南スーダンに対し、「身長190.5センチ以上なんていないんじゃないの?」「なんで南スーダンが入ったんだ?」などと嘲笑。しかし、侮った同国が絶対王者・米国相手に1点差の善戦を演じたため、謝罪する羽目になっている。

大接戦となったバスケ男子の南スーダン対米国【写真:Getty Images】
大接戦となったバスケ男子の南スーダン対米国【写真:Getty Images】

NBA殿堂入りのポール・ピアース氏が炎上

 米プロバスケットボール(NBA)で殿堂入りしているレジェンドの発言が波紋を呼んでいる。パリ五輪の男子バスケに出場する12か国の中で世界ランクが最も低い33位の南スーダンに対し、「身長190.5センチ以上なんていないんじゃないの?」「なんで南スーダンが入ったんだ?」などと嘲笑。しかし、侮った同国が絶対王者・米国相手に1点差の善戦を演じたため、謝罪する羽目になっている。

【注目】THE ANSWERの姉妹サイト、スポーツを楽しむすべての女性を応援するメディア「W-ANS ACADEMY(ワンス・アカデミー)」はこちら!

 過小評価をひっくり返した。セルティックスなどで活躍し、2021年に殿堂入りしたポール・ピアース氏は20日(日本時間21日)、米スポーツ専門局「FOXスポーツ」の番組「Undisputed」に出演。英国・ロンドンで行われた世界ランク1位の米国と同33位・南スーダンの強化試合を前に「身長6フィート3インチ(約190.5センチ)以上の奴なんていないんじゃないの?」などと南スーダンを嘲笑した。

 さらに「南スーダンとやるんだ。ハハハハハ。(同10位の)リトアニアを入れるべきだった。なんで南スーダンが入ったんだ?」などと侮った発言を繰り返した。しかし米国戦は予想外の展開に。南スーダンが最大16点差をつけるなどペースを握り、絶対王者を最後の最後まで苦しめた。残り8秒で逆転を許したものの、100-101と1点差の熱戦を演じた伏兵に世界が衝撃を受けた。

 ピアース氏の発言は「非常に偉そう」「教養の乏しさ」「見れば見るほど怒りが沸く」などとネット上で炎上。同氏は再び同番組に出演し、「まずは南スーダンに無礼を謝罪したい。彼らのチームや国のことについて全く知識がなかった」と冒頭から陳謝した。「これからはもっと南スーダンの試合を見るよ。エキサイティングだからね。感銘を受けたよ」などと手のひらを返していた。

(THE ANSWER編集部)


W-ANS

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集