「接触で全てが終了」 F1シンガポールGPで壮絶クラッシュ 伊紙が当事者の胸中特集
首位ハミルトンとの差が開いたベッテル「責任の所在はなんとも言えない」
一方、このGPを獲得ポイントゼロで終えた上に、チャンピオン争いを演じるライバルのルイス・ハミルトン(メルセデス)が“優勝を飾るという最悪の展開になったベッテルは、記事で「言えることは多くない」としながらも、事故について口を開いている。
「スタートはまずまずだったけど、マックスが抜け出すために近づこうとしていたので、その隙を閉ざそうと寄った。そしたら、接触して全ては終了したよ。まだ映像を見ていないから責任の所在はなんとも言えないね。チャンピオン争いについて? それについて話すタイミングじゃないよ」
シーズン序盤の好調ぶりから一転、メルセデスの逆転を許して迎えたシンガポールGPだっただけに、フェラーリとしては上位グリッド(スタート時の位置・順位)を得たチャンスを生かしたいレースだった。しかし、まさに大惨事と言えるクラッシュで首位ハミルトン(263ポイント)とベッテル(235ポイント)の差は28ポイント差に開いてしまった。残り6戦となったチャンピオン争いで、“赤い跳ね馬”は逆襲を見せることができるだろうか。