イチロー、代打キングまであと2本 敵地も魅了「新記録、また新記録、また新記録」
限られたチャンスでの新記録ラッシュに解説者もため息
「95打席目です。ラスティ・スタウブを抜きました。1983年に達成した記録です。イチロー・スズキにとっては新記録、また新記録、また新記録です。このヒットで(通算)3072安打になりました。次はキャップ・アンソンで3081安打です」
実況に続くように、解説を務めた元MLB選手のジョー・シンプソンも、「チェンジアップをバットの先に当てました。なんとか届かせました。(彼は)3000本安打を放っています。中にはこういう当たりもあります。そして、(ブレーブスにとっては)痛手になりました」とため息混じりに語った。
メジャー通算安打数でも歴代21位のアンソンまであと9本、今季の代打安打数でもバンダーウォールが持つメジャー最多記録28本まであと2本と“代打キング”を射程圏に捉えたイチロー。「メジャー最強」と称されるジャンカルロ・スタントン、クリスチャン・イエリッチ、マルセロ・オズナの外野手トリオが大きな故障なく成績を残しているなか、限られたチャンスで新記録ラッシュを見せる43歳は、敵地メディアさえも魅了している。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer