「0.4秒の衝撃」― 頭部強襲を守護神が“仰向けキャッチ”でスタジアム騒然
米大リーグで痛烈なピッチャー返しの打球をキャッチし、マウンドに仰向けに倒れ込みながら、アウトにするスーパープレーが飛び出した。時間にして0.4秒の美技をMLB公式ツイッターが動画付きで紹介。ファンに驚きが広がっている。
ロッキーズ守護神ホランドが時速170キロのピッチャー返しをスーパーキャッチ炸裂
米大リーグで痛烈なピッチャー返しの打球をキャッチし、マウンドに仰向けに倒れ込みながら、アウトにするスーパープレーが飛び出した。時間にして0.4秒の美技をMLB公式ツイッターが動画付きで紹介。ファンに驚きが広がっている。
一瞬、彼は空を見た。信じられない反応を披露したのは、ロッキーズの守護神、グレッグ・ホランド投手だ。
4日(日本時間5日)の本拠地ジャイアンツ戦。3-3で迎えた9回だった。1死無走者から投じた2球目に対し、打者サンドバルは強振。バットから放たれた痛烈な打球はワンバウンドしてホランドの頭部付近を襲った。直撃すれば、大怪我してもおかしくない打球。ここでホランドが驚異の反射神経を見せた。
MLBの解析システム「スタットキャスト」によれば、105.8マイル(約170.3キロ)という打球に左手のグラブを出してキャッチ。すると、そのままマウンド上に仰向けに倒れ込んだ。普段は打者を見下ろしている場所に背中をつけ、空を見るなんてそうないだろう。しかし、ホランドはすぐさま立ち上がると、一塁へ送球。見事にアウトにしてみせた。
打者が打ってから時間にして、およそ0.4秒。一瞬の美技をMLB公式ツイッターも動画付きで紹介すると、ファンも続々と驚嘆の声を上げていた。
この美技で自らを救ったホランドは1イニングを無失点。すると、その裏にチームがサヨナラ勝ちを演じ、白星が転がり込んだ。自身にとっても、チームにとっても、価値をもたらすスーパーキャッチとなった。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer