やっぱりフェデラーって凄い その数「1万140」、また打ち立てた“大記録”とは?
イワニセビッチ超え…ビッグサーバーでなくとも達成したフェデラーの凄さ
ATPは1991年から各選手のエース数を計算しているが、この日奪った13のエースによって、フェデラーはキャリアを通じて1万140ものエース数に到達。2001年のウィンブルドン王者ゴラン・イワニセビッチ(クロアチア)の1万131本を越えて通算2位になったと伝えている。なお、1位はイボ・カロビッチ(クロアチア)の1万2242本となっている。
カロビッチ、イワニセビッチの両者とも恵まれた体格を生かしたビッグサーバーとして知られた。一方でフェデラーはサービスだけではないオールラウンドプレーヤーであり、長年にわたって一線級で戦ったからこその数字と言えるだろう。
「今、私は自分の動きをより信頼している。サーブも、メンタルもここにある。テニスをプレーすることに集中しているし、過去についてはそう見ていない。今に心を向けていること、戦略を考えられるはいいことだよ」
こう話しているというフェデラー。順調にいけば、準決勝でラファエル・ナダル(スペイン)との黄金カードの実現が注目を集めているが、1本1本の積み重ねが、通算20度目のグランドスラム制覇へとつながっていくはずだ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer