グラブVS帽子…!? 一塁手とファン7人の“フライ争奪戦”の結末に敵地唖然
米大リーグでファウルフライを巡り、敵地ファン7人との“争奪戦”の末に客席に飛び込みながら、一塁手がスーパーキャッチ。最後は帽子で捕球を試みたファンに覆いかぶさるようにしながらファインプレーを演じた様子を、MLB動画サイト「Cut4」が公式ツイッターで紹介し、話題となっている。
ブルージェイズ一塁手ピアース、邪飛に客席ダイブでスーパーキャッチが話題
米大リーグでファウルフライを巡り、敵地ファン7人との“争奪戦”の末に客席に飛び込みながら、一塁手がスーパーキャッチ。最後は帽子で捕球を試みたファンに覆いかぶさるようにしながらファインプレーを演じた様子を、MLB動画サイト「Cut4」が公式ツイッターで紹介し、話題となっている。
客席から次から次へと手が挙がった。いったい、誰が捕球するのか。そんな“争奪戦”を制したのは、ブルージェイズのスティーブ・ピアース内野手だった。
1日(日本時間2日)の敵地オリオールズ戦。0-0で迎えた8回1死一塁で右打者スクープが放ったフライは一塁側ファウルゾーンを舞い、一塁手のピアースが追いかけた。しかし、打球は内野席に切れ、どんどんフェンス際との距離が短くなっていく。やがてボールが客席最前列付近に落ちてくると、過敏に反応したのがファンたちだ。
実際に打ったボールをものにしようと、次々と手を挙げ、ゆうに7人を数えるファンが捕球を試み、ピアースとの“争奪戦”状態に。そして、一人のファンが帽子を裏返し、頭部の部分に入れてキャッチしようと試みた次の瞬間だった。フェンス際に到達していたピアースは180センチ、87キロの体を揺らし、果敢にダイブした。
そして、帽子のさらに上から見事にキャッチし、ひっくり返るように客席に消えてしまった。帽子を掲げたファンに覆いかぶさるようになったが、一塁塁審はアウトを宣告。一塁走者のタッチアップを警戒したのか、すぐさま再び姿を現すと、敵地は大歓声に包まれた。
試合は延長13回の末に惜しくも0-1で敗れたが、Cut4はピアースの一連のプレーを動画付きで紹介した。ファンからも「ナイスキャッチ」との声が上がったように、決死のダイブは心に刻まれた様子。しかし、実際の観戦中のファンのむやみな捕球は選手ともに危険を伴うもので、気を付けてもらいたいところだ。