ズベレフら台頭で「さらなる群雄割拠の気配」 英紙が男子テニス界の勢力図を分析
今シーズン最後のグランドスラムとなる全米オープン(8月28日開幕)を前に、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)や錦織圭(日清食品)ら実力者に故障離脱が相次いでいる。その一方で、20歳のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)や22歳のニック・キリオス(オーストラリア)ら新世代が台頭。男子テニス界の勢力図について、英紙「ガーディアン」が特集している。
ジョコビッチ、錦織が年内欠場を決断…トップランカーに故障者が続出
今シーズン最後のグランドスラムとなる全米オープン(8月28日開幕)を前に、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)や錦織圭(日清食品)ら実力者に故障離脱が相次いでいる。その一方で、20歳のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)や22歳のニック・キリオス(オーストラリア)ら新世代が台頭。男子テニス界の勢力図について、英紙「ガーディアン」が特集している。
先のウェスタン&サザン・オープンは、アンディ・マレー(英国)、ロジャー・フェデラー(スイス)、ジョコビッチ、マリン・チリッチ(クロアチア)、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、スタン・ワウリンカ(スイス)、錦織とトップ10のうち7選手が欠場した。
ジョコビッチと錦織は、それぞれ右肘と右手首の治療に専念するために年内の公式戦欠場を決断。2016年全米オープン王者のワウリンカも同大会の出場を断念し、膝の負傷に苦しむマレーも状況が不透明と、トップランカーが連戦による疲労や負傷に悩まされている。
同紙は「ラファエル・ナダルは全米オープン前に立っているただ一人、黄金の偉大な選手だ」とのタイトルで、現在の男子テニス界を分析。ナダル(スペイン)だけが万全のコンディションにあるとしつつも、「アレクサンダー・ズベレフやニック・キリオスといった20代前半の選手が台頭し、さらなる群雄割拠の気配がある」と若手の活躍に目を向けている。