全米アマで奇想天外な“傾斜当てショット”が話題「クリエイティブと言うほかない」
男子アマチュアゴルフ全米NO1を決めるトーナメント「全米アマチュアゴルフ選手権」。その舞台でグリーン横の傾斜に当ててコースを変え、カップを狙う奇想天外なショットが飛び出し、話題になっている。
アームストロングが直接カップを狙わず、あわやチップインのスーパーリカバリー
男子アマチュアゴルフ全米NO1を決めるトーナメント「全米アマチュアゴルフ選手権」。その舞台でグリーン横の傾斜に当ててコースを変え、カップを狙う奇想天外なショットが飛び出し、話題になっている。
いったい、どれほどの発想力を備えているのか。驚きの“傾斜当てショット”を放ったのは、ドーソン・アームストロング(米国)だ。
2日間のストロークプレーを行い、上位64名がマッチプレーによるトーナメントに進む同大会。ジン・チェン(中国)と対戦したラウンド16の6番パー3、アマチュア世界ランキング32位の男に見せ場がやってきた。
ティーショットをグリーン内のバンカーに入れてしまったアームストロング。3方向に傾斜がある難しい場所に設置されたピンの状況を見ると、正面のピンではなく、左側に広がる丘の中腹目がけてショットを放ったのだ。
打ち出されたボールは、中腹に当たって半円を描くように転がり、ピンと一直線のグリーン奥へ。そこからコロコロとカップに向かって傾斜を伝っていく。よほど手応えがあったのか、アームストロングもバンカーから駆け上がり、のぞき込むように行方を見守った。しかし――。ボールはカップ直前でわずかに右にズレてしまい、惜しくもチップインバーディーとはならなかった。