ライバルに負けない 怪物ズベレフ撃破の19歳新鋭、新世代の旗頭候補に名乗り
男子テニスのウェスタン&サザン・オープンは16日、シングルス2回戦で世界ランキング87位のフランシス・ティアフォー(米国)が同7位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を4-6、6-3、6-4で下し、3回戦に進出。ATPワールドツアー公式サイトは「ティアフォーがズベレフの連勝を終わらせる」と、新たなヤングスター候補の活躍を報じた。
ジュニア時代をともに過ごした同世代のライバルを撃破、「良い気分だ」
男子テニスのウェスタン&サザン・オープンは16日、シングルス2回戦で世界ランキング87位のフランシス・ティアフォー(米国)が同7位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を4-6、6-3、6-4で下し、3回戦に進出。ATPワールドツアー公式サイトは「ティアフォーがズベレフの連勝を終わらせる」と、新たなヤングスター候補の活躍を報じた。
米国が誇る19歳の新鋭が、怪物相手に大番狂わせを演じた。
ティアフォーは第1セットを先取されたものの、必死にズベレフに食らいつき、第2セットを奪取。最終セットも白熱のラリーを制し、鮮やかな逆転勝利を飾った。12本のサービスエースを許した一方で、6度のブレイクに成功するなど、勝負どころでのプレーが光った。
フルセットに及ぶ熱戦を終えたティアフォーは、ズベレフと握手をかわすと、割れんばかりの拍手の中、雄叫びをあげながら両手でさらなる歓声を煽り、勝利の喜びを表した。
ティアフォーにとってズベレフは、U-12、U-14などジュニア時代をともに過ごしてきた同世代のライバル。今年は全豪オープン、ウィンブルドンと直接対決で苦杯をなめていたが、見事に雪辱を果たした。「ティアフォーがズベレフの連勝を終わらせる」と報じたATP公式サイトは、「これは僕のキャリアを正しい方向に変えてくれる勝利だ。彼に勝つことができて良い気分だよ」とティアフォーの喜びのコメントを紹介している。