八村&渡邊が挑むW杯 代表の先人3選手が贈る熱いエール「GL突破を平然にやって」
川村卓也「グループリーグ突破というのを平然とやってのけてほしい」
五十嵐も呼応するように、声を上げる。「来年には東京五輪・パラリンピックがあるという中で、自信を持って自分たちのできることをやって、日本のバスケットボール界がこれだけ世界に近づいているんだという、いい話題をファンの皆さんに届けてほしいなと思います」と期待を込めた。
W杯1次リーグでは9月1日にトルコ、3日にチェコ、5日に米国と対戦する。いずれも日本にとって格上だが、2次リーグ進出に期待をかけているのは、06年世界選手権代表の川村卓也(三河)だ。「グループリーグ突破というのを平然とやってのけてほしいし、過去の日本代表のイメージをここで払拭してほしいなと思う」とエール。その上で、こう続けた。
「彼らが頑張ることによって、これからの日本のバスケットボールの未来にもつながる。そして、今の子供たちがバスケットボール選手になりたい、プロ選手になりたいと思ってくれる子が一人でも多く出てきてくれるように今大会しっかり勝ってほしい」
最後は「みんな頑張れ!」と熱い言葉を贈った川村。世代はそれぞれ違えど、日本代表を牽引してきた3人が後輩たちに託す願いは同じ。日本中を沸かせるような活躍を――。バスケ界の未来を背負った戦いが始まる。
なお、DAZNは「レジェンドが語る世界の舞台」と題し、06年に「ジェリコ・ジャパン」として開催国の世界選手権に出場した五十嵐、折茂、川村のレジェンド3人が40年ぶり1勝を掴んだ舞台裏などを明かした秘話を公式Youtubeチャンネルで公開。大会を盛り上げている。