フェデラーが歴代最高 英解説者が見解「どの相手にも同じようにプレー」
今年見事復活を果たし、全豪オープン、ウィンブルドンと2度グランドスラムを制した世界ランキング3位のロジャー・フェデラー(スイス)について、「テニス史上ベストの選手」との声が上がっている。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」電子版が特集している。
歴代最多19度の優勝を誇るフェデラー
今年見事復活を果たし、全豪オープン、ウィンブルドンと2度グランドスラムを制した世界ランキング3位のロジャー・フェデラー(スイス)について、「テニス史上ベストの選手」との声が上がっている。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」電子版が特集している。
今回、フェデラーを史上NO1と称えたのは同局で解説を務めるティム・ヘンマン氏(英国)。1990年代から2000年代まで世界を転戦し、ツアーシングルス通算11勝、ウィンブルドン、全仏、全米で4強入りを果たしている同氏は若き日のフェデラーとも対戦しており、このほど、歴代の選手の中での位置づけについて言及した。
同氏は記事の中で、世代が違う選手の比較自体が困難としつつ、「例えばロッド・レーバーは(1960年代に)1年間で4つのメジャー大会を制する”年間グランドスラム”を2度も記録したが、プロ転向後は7年もの間グランドスラムでプレーしなかった。もし4つのグランドスラムのうち、3つが芝コートでプレーされていれば、ピート・サンプラスはもっと多くのタイトルを獲得していただろうしね」とコメント。一方、「ただ、結局それはタラレバの話で、実際フェデラーは(歴代最多の)19回もグランドスラムを制しており、それは男子選手の誰よりも多い数だ。私の全盛期に関してだって、彼にとっては取るに足らないものだろう」としている。
またヘンマン氏は記事の中で「今は彼が最高の位置にいるだろう。当時と今ではいくつかの違いがあると思うけど、彼はどの相手に対しても同じようにいプレーしているからね」とも語っており、フェデラーが“ベスト”との見方を示している。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer