強打誇るメジャー三塁手の超人ぶりがスゴイ 驚愕の尻つき送球に豪快ダイブ
米大リーグでデビューから4年連続でゴールドグラブ賞を受賞している名手が今季も好プレーを連発している。ロッキーズの三塁手、ノーラン・アレナドだ。
4年連続GG賞受賞のノーラン・アレナドが今季も好守を連発
米大リーグでデビューから4年連続でゴールドグラブ賞を受賞している名手が今季も好プレーを連発している。ロッキーズの三塁手、ノーラン・アレナドだ。
今年4月で26歳を迎えたメジャー5年目の内野手は2015年、2016年と2年連続で本塁打、打点の2冠を達成。今年も24日(日本時間25日)時点で98試合に出場し、打率.311、22本塁打、86打点と好成績を収める一方、守備でも際立った活躍を見せている。その好守の一部をここで紹介したい。
最近では今月24日、敵地でのカージナルス戦でも美技を披露。2点を失った直後の初回2死一、二塁のピンチの場面だった。三塁方向に飛んだカージナルス・ウォンのライナーをダイビングキャッチ。チームの窮地を救い、敵地からも驚嘆の声が漏れた。
先月28日の敵地ジャイアンツ戦で見せた強肩ぶりはさらに衝撃的だった。ジャイアンツ・ブラックが放った三遊間への痛烈な打球に横っ飛び。何とかグラブで止めると、右手でボールを拾い上げ、くるっと回転。尻を地面についた体勢のまま一塁へ送球し、間一髪でアウトに仕留めた。この時は現地メディアでも「アメイジング」の声が上がった。
今月3日の本拠地レッズ戦では超人的な反応と瞬発力も披露している。2点リードの5回1死一塁の場面で、レッズ左腕カスティーヨがバント。ボールは投手と一塁の間に転がったが、三塁側からアレナドが猛ダッシュすると、ボールをつかみ取り、二塁へジャンピングスロー。見事走者をアウトに仕留め、進塁を許さなかった。この時、MLB公式の動画コーナー「Cut4」では「魔術師アレナド」と評するほどだった。
三塁手として強打を誇り、守備でもトップ級のプレーを連発するアレナド。その超人的なプレーは一見の価値あり、だ。