「BIG4」は“神”に匹敵 テニス殿堂名手が例えた3人の「スポーツ界の偉人」とは
今季、男子テニス界では2大レジェンドが華麗な復活劇を見せている。
元世界1位ロディックが「痛い目に遭ってきた」BIG4の偉大すぎる価値
今季、男子テニス界では2大レジェンドが華麗な復活劇を見せている。
ウィンブルドンではロジャー・フェデラー(スイス)が史上最多8度目、全仏オープンではラファエル・ナダル(スイス)が10度目の優勝という偉業を果たした。アンディ・マレー(英国)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は故障などで苦境のシーズンを過ごしているが、「BIG4」と呼ばれる実力者と対決することはテニス選手にとって、バスケットボール、野球、ボクシングの神様と対決することに値することだという。米「FOXスポーツ」電子版が報じている。
「僕は史上最高の選手ではない。ウィンブルドンで優勝したこともない。自分の世代でベストな選手でもない。最も素行の良かった選手もいる。最も洗練された人間ではない。この栄誉を当たり前と思ったりしない。自分のために道を切り開いてくれた人間を忘れるつもりはない」
2003年の全米オープンで優勝し、12年に現役引退した元世界ランク1位のアンディ・ロディック。記事によると、23日に米ロードアイランド州ニューポートで行われた国際テニス殿堂入りの式典の際、こう語ったという。
「BIG4にはほとんどの場合で痛い目に遭ってきたよ。しかし、自分はこんなに素晴らしいクオリティを持った個性に紐付いたキャリアを過ごすことができて、本当に誇りに思っている」
晴れ舞台でこう語ったロディック。テニス界のスターであることは間違いないが、BIG4に泣かされ続けたキャリアでもある。