フレッチャー＆シモンズの二遊間が滑らかすぎる併殺「見続けてしまう」

　米大リーグで、これぞ二遊間の美技という「美しき4-6-3」が発生した。センター前に抜けそうな打球から生まれた圧巻のプレーの瞬間をMLBが動画付きで公開し、米ファンを「見続けてしまう」「こんなの見たことがない」「非常に素晴らしい」などと驚かせている。

　圧巻の美技で沸かせたのは、エンゼルスのデービッド・フレッチャー内野手とアンドレルトン・シモンズ内野手だ。29日（日本時間30日）の本拠地タイガース戦、2-3とビハインドで迎えた7回1死一塁の場面だ。打者ヒックスが放った痛烈な打球は投手ベドロジャンの足元を抜け、二遊間へ。センターへ抜け、一、三塁と好機拡大か。そう思った次の瞬間だった。

　二塁ベース後方に凄まじいスピードでチャージしたのは、二塁手フレッチャーだ。疾風のように追いつき、左手を伸ばして捕球すると同時に遊撃手シモンズへグラブトス。二塁カバーに入りながら捕球したシモンズも流れるような動きでベースを踏み、一塁へ投げた。打者走者は間一髪でアウト。美しい連携で併殺を完成させてみせた。

　本拠地も大いに盛り上がった実際のシーンをMLB公式インスタグラムは「非常にスムース」とつづり、実際のシーンを動画付きで公開。目の当たりにした米ファンも驚くしかない様子だ。「アメージング」「見続けてしまう」「こんなの見たことがない」「非常に素晴らしい」「最高のデュオ」「非現実的」「これは魅力的」などとコメントが相次いでいた。

　大谷翔平も出場した一戦で抜群のコンビプレーを見せた2人。試合こそ敗れたが、息の合った美技でファンを沸かせた。