2番手で初登板、先頭ベリンジャーをスプリットで空振り三振斬り

　米大リーグ、ヤンキースの田中将大投手が9日（日本時間10日）、米クリーブランドでのMLBオールスターに2番手で初登板。1回を1安打無失点に抑えた。ドジャースの強打者ベリンジャーを宝刀スプリットで空振り三振に抑える場面を、ヤンキースが動画付きで速報。ファンからは「このスプリットは最高だ」「我らがエース」などと拍手を送っている。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　初めてのオールスターの舞台で、田中が躍動した。先頭で迎えたのはナ・リーグの4番ベリンジャーだ。カウント2-2からの5球目。勝負球に選んだのは宝刀スプリット。ストライクゾーンから、手元で鋭く沈む87マイル（約140キロ）。ベリンジャーのバットは空を切る。ナ・リーグ最高打者を、見事に三振に斬って捨てた。

　ベリンジャーは打率.336、30本塁打、71打点ですべてリーグ2位。3冠王も視界に入るパワーヒッターだが、この日の対戦では田中に軍配が上がった。

　ベリンジャー斬りの宝刀スプリットを、ヤンキースは公式ツイッターで「マサの投球はどうだ？」と題して動画付きで公開。抜群の1球にファンは拍手喝采だった。

「ワールドシリーズのプレビュー」
「我らがエース」
「彼がドジャース相手に、三振を奪うのに慣れることを祈ろう!!」
「この投球いいぞ」
「美しい」
「このスプリットは、今季見てきた中で彼の最高のものだ」
「残酷」

　初めてのオールスターの舞台で存在感を示した田中。後半戦の更なる活躍に期待したいところだ。