大坂なおみ、3回戦の壁を破れず 表情うつろ「ガッカリ度は10段階で100を超えてる」
シニアコバの作戦にハマった大坂「変なことをしちゃったの」
相手の作戦にハマってしまった。大坂が近距離から放つ力強いショットには敵わないため、「何とかベースラインに下がらせたままにしたかった」と作戦を立てたシニアコバは、「まだまだ改良中」という独特のフォームから放たれるサーブで女王をネット近くには寄せ付けなかった。この日は38のアンフォーストエラーを記録。特に、バックハンドからのボールがネットにかかることが多く苦戦した。
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大坂は「フォアハンドでラリーを続けていれば、99%ラリーに勝てたと思うんだけど、どういうわけかベースラインであちこちサイドを変えたり、変なことをしちゃったの」と、いつの間にか飲み込まれていた。
3回戦の壁を破れず「もう少しいい結果を出せた可能性はある」と悔しさを隠せない。「私のリターンは今日は全く良くなかった」「今日の私は単調だった」と反省は尽きないが、同時に「1回戦と2回戦の戦いぶりには誇りを持っている」「今までで最高のクレーシーズンだった」と手応えもあった。
ベスト16に駒は進められなかったが、次週の世界ランク1位はキープした。クレーコートに終わりを告げ、これからやってくるグラスコートシーズンに向け、再スタートを切る。
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)