バスケU-19W杯、日本は3度目の出場で初のトップ10 FIBAも賛辞「歴史的な結果」
バスケットボールのU-19ワールドカップ(カイロ)は大会最終日の9日、9-10位決定戦が行われ、U-19日本代表はプエルトリコに67-68で敗れた。しかし、18年ぶりの出場で初のトップ10入り。大会を主催するFIBA(国際バスケットボール連盟)も公式ツイッターで「3度目の出場としては歴史的な結果だ」と速報した。
U-19ワールドカップ 9-10位決定戦、エース八村の活躍及ばずプエルトリコに敗戦
バスケットボールのU-19ワールドカップ(カイロ)は大会最終日の9日、9-10位決定戦が行われ、U-19日本代表はプエルトリコに67-68で敗れた。しかし、18年ぶりの出場で初のトップ10入り。大会を主催するFIBA(国際バスケットボール連盟)も公式ツイッターで「3度目の出場としては歴史的な結果だ」と速報した。
前日、延長戦の末にエジプトを下した日本は前半、エースである八村塁(ゴンザガ大)と杉本天昇 (日本大)を中心に攻め、33-29とリードを奪って前半を折り返す。
しかし、第3クォーターは一時7点差をつけるも、その後およそ5分半もの間無得点。プエルトリコに14連続得点の猛攻を食らい、形勢は逆転した。日本もキャプテンの三上侑希 (中央大)、増田啓介 (筑波大)の3点シュートなどで必死に食らいつき、49-51で最終クォーターへ。
第4クォーターは一進一退の攻防が続き、残り4分13秒で61-61の同点。八村、増田の得点で2度リードを奪うもプエルトリコを突き放せず、土壇場の残り24秒に杉本が難しいステップバック・ジャンパーを沈めて67-66と勝ち越すも、直後にゴール下を攻められ逆転を許した。最後は、今大会自己最多の27得点を挙げた八村の3点シュートが外れて万事休す。最終戦を白星で飾ることはできなかった。
それでも、日本は1999年以来3度目の出場で、過去2回(16位、14位)を上回る10位で大会をフィニッシュ。U-19世代の世界大会で初のトップ10入りを果たし、FIBAも公式ツイッターで「日本は10位。3度目の出場としては歴史的な結果だ」と報じた。
エジプトの地で、改めて「JAPAN」の名を世界に発信した大会となった。
大会の最終結果は以下の通り。
優勝 カナダ
2位 イタリア
3位 アメリカ
4位 スペイン
5位 ドイツ
6位 リトアニア
7位 フランス
8位 アルゼンチン
9位 プエルトリコ
10位 日本
11位 ニュージーランド
12位 エジプト
13位 アンゴラ
14位 韓国
15位 イラン
16位 マリ
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer