「右手を上げた武豊」“間違えた”競馬実況は逸話に 17万人超が見た、アイドルホースの感動ラストラン
中央競馬の一年の総決算、第70回のG1有馬記念は28日、中山芝2500メートルを舞台に争われる。25日には枠順も決定し、ムードも高まってきた。35年前の1990年、アイドルホースの感動ラストランにファンは酔いしれた。

G1有馬記念28日に発走
中央競馬の一年の総決算、第70回のG1有馬記念は28日、中山芝2500メートルを舞台に争われる。25日には枠順も決定し、ムードも高まってきた。35年前の1990年、アイドルホースの感動ラストランにファンは酔いしれた。
稀代のアイドルホース、オグリキャップのラストランとなった90年の有馬記念は、17万人を超える観衆が中山競馬場を埋めた。
90年5月の安田記念は武豊とのコンビで快勝したが、岡潤一郎が手綱をとった宝塚記念は2着。増沢末夫が騎乗した天皇賞・秋は6着、ジャパンカップは11着と大敗した。
引退レースとなった有馬記念では、4走ぶりに武豊が騎乗。凄まじい熱気の中、ゲートが開くとオグリキャップは気持ちよさそうに中団を追走した。
残り800メートルを切って徐々にポジションを上げると、直線では大歓声の中、先頭へ。迫るメジロライアンを封じ込め、ラストランを飾った。
当時21歳9か月だった武豊はゴール後、左手でガッツポーズ。興奮のあまり「右手を上げた武豊」と伝えたテレビ実況も逸話として残っている。
武豊は有馬記念の史上最年少制覇と史上最年長制覇(54歳9か月)をダブルで保持。今年はメイショウタバルとのコンビで、歴代単独最多となる5勝目を目指す。
(THE ANSWER編集部)
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