「ナーバスさ」を振り払ったフェデラー、3回戦展望「リターンに慣れておくことが必要」
テニス男子シングルス世界ランク5位のロジャー・フェデラー(スイス)が、ウィンブルドン2回戦で同79位のドゥシャン・ラヨビッチ(セルビア)に3-0で勝利し、3回戦に駒を進めた。しかし、ストレート勝ちの結果とは裏腹に、フェデラーは試合後の会見で「ナーバスになった」と振り返っている。ATP公式サイトが報じている。
全英3回戦進出、5年ぶりの大会制覇へ慢心なし「次はもっといい気分でプレーできる」
テニス男子シングルス世界ランク5位のロジャー・フェデラー(スイス)が、ウィンブルドン2回戦で同79位のドゥシャン・ラヨビッチ(セルビア)に3-0で勝利し、3回戦に駒を進めた。しかし、ストレート勝ちの結果とは裏腹に、フェデラーは試合後の会見で「ナーバスになった」と振り返っている。ATP公式サイトが報じている。
フェデラーはこの日、第1セットでラヨビッチにブレークを許すなどタイブレークに持ち込まれた。しかし、そのタイブレークで相手に1ポイントも与えずに先手を取ると、続く第2、3セットは6-3、6-2と圧倒して4年連続で2回戦突破を果たした。ただ、ATP公式サイトによれば、本人の口から出たのは第1セットの反省だったという。
「私は序盤戦、少し苦戦したと思う。いくつかの理由があってナーバスな気分になっていたんだ。それはなぜだったのかは特定できない。ただ、それでもそのセット中に持ち直すことができた。(第1セットで)0-2からブレークバックできたのは、私にとって大きかった。それ以降、私は起きたことを振り返ることはなかったよ」
立ち上がりこそやや苦戦したフェデラーだったが、メンタル面の強さはさすがだった。“芝の帝王”は、記事でこうも語っている。
「3回戦ではもっといい気分でプレーできると思うよ。得てして2回戦は、決勝戦よりもナーバスさが高まってしまうことがあって、それは不思議なことなんだ。ただ、自分自身のやり方を貫けたのは幸せだと思っている。なぜなら緊張感を持った時、変な感覚でプレーすることになるからね。ただ何かを失ったというわけではない。自分自身に語り掛け、自由にプレーするだけだ」
プレーに集中することこそが、緊張感を振り払うポイントとなるとしたフェデラーは、3回戦で世界ランキング30位のミーシャ・ズベレフ(ドイツ)と対戦予定。ATP公式サイトによれば、「何度か対戦しているが、毎回違う戦い方を見せてくるね。特にリターンに慣れておくことが必要だ」と展望しているという。
2012年以来のウィンブルドン制覇に向けて、慢心は全くないようだ。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer