卓球混合団体ワールドカップ

　卓球の混合団体ワールドカップ（中国・成都）に出場する日本の張本智和（トヨタ自動車）に寄り添ったフランス人選手の言葉が注目を浴びている。中国ファンから受けたブーイングを慮ったメッセージに感動が広がった。

　日本は6日、ステージ2でフランスと対戦。ブーイングを浴びた張本は第3試合でフェリックス・ルブランに0-3でストレート負け。試合後、フランス側のベンチ前に出向き、握手を交わす場面がU-NEXTの中継映像で捉えられ、ゴジから何やら声をかけられる様子が映っていた。

　その場面がSNS上で広まると、ゴジは自身のXに「私たちは今日、トモカズを本当に気の毒だったと思った。彼が今日あんな状況になるのを見るのは辛かった」と文面につづって投稿。試合中、失点時には歓声が上がり、得点するとブーイングが飛ぶ状況を慮っていた。

　張本へ寄り添うフランス選手のメッセージはネットで反響。感激した日本ファンからは「とても素晴らしい人格の持ち主」「涙出てきた」「朝から号泣」「ゴジいい人すぎて泣きそう」「本当に感謝ですよ」「本当に良い人…！」との声が寄せられた。

　今大会では、韓国戦（5日）前の選手紹介で張本の名前が呼ばれないハプニングも発生。悪化している日中関係が影響しているのかは不明だが、運営側のミスが物議を醸していた。