イチローにとって“特別”だったカルー超え 米紙が両者の“秘話”特集
イチローにとっても“特別”だったカル―の記録
実際にカルーとも面識があるというイチローは記事の中で「過去にプレーしていた多くの選手は引退後、自分のキャリアを振り返ります。彼らは今の野球を見て、簡単だな、と思う場合の方が多いと思います。しかし、彼はそういう人間ではないと思います。本当に素晴らしい人です。ロッド・カルーの記録を超えることができたことは本当に僕にとって特別なことなんです。だから、僕にとって今日はことさら特別な1日なんですよ」と語っている。
メジャー史上単独24位にまで上り詰める過程で数々の名手の記録を追い抜いてきたイチローだが、カルーの記録を超えることは感無量なことだという。ただ、記事ではカル―の記録を超えたことを「いい思い出の一つ」としながらも、「今は考えることは難しいですね。まだ現役なので」ともコメントしている。
そんな日本人打者に関して、マーリンズのドン・マッティングリー監督は地元メディアに「いつもアメージングなんだ。彼の年齢についてみんな考え始めているが、彼の体型はどうだい。このレベルで依然として競争力を示しているし、生産的であり続けているんだよ」と語り、依然として輝きを放ち続ける姿を称えている。
イチローがこの日達成した記録についてはMLB公式サイトをはじめ、現地の複数メディアが伝えており、ツイッター上でもファンから称賛の声が多数上がっている。
50歳まで現役という目標を公言しているイチロー。まだまだ止まる気配はなさそうだ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer