日本の卓球18歳を中国メディアが称賛「成熟した考え」 超アウェーで示した「理知的な対応」
卓球の混合団体ワールドカップ(W杯)が6日、中国・成都で行われ、日本はステージ2で中国と対戦し、5-8で敗れた。日中関係の悪化から、日本選手への風当りが強い今大会だが、中国メディアは18歳・松島輝空(木下グループ)の対応を称賛している。

中国・成都で開催
卓球の混合団体ワールドカップ(W杯)が6日、中国・成都で行われ、日本はステージ2で中国と対戦し、5-8で敗れた。日中関係の悪化から、日本選手への風当りが強い今大会だが、中国メディアは18歳・松島輝空(木下グループ)の対応を称賛している。
中国に敗れて今大会8試合目で初黒星を喫した日本。第3試合の男子シングルスでは、世界ランク8位の松島が意地を見せ、同7位の梁靖崑に勝利した。
日中関係が悪化しており、中国国民に日本への渡航を控えるよう呼びかけたり、日本人アーティストの中国公演が次々に中止となっている。この日の中国戦だけでなく、日本戦では対戦相手に大声援が注がれる異様な雰囲気となっているが、松島の受け止め方が注目を集めている。
大会期間中の2日、日本の対戦相手に多くの声援が送られたことについて問われた松島。中国メディア「SOHU」は、「(松島は)曖昧にごまかすこともなく、不満を漏らすでもなく、『日本が応援されることは少ないんです』と率直に認め、その上で、『今いろいろな関係がありながら、中国の方々が他の国を応援することは今後も多分あり得ることなので、まあそれも踏まえてしっかりプレーしていけたらいいかなと思います』と年齢を感じさせない成熟した考え方を口にした」と報じている。
さらに「松島のこの反応が注目されたのは、中日のスポーツ選手がみな直面し得る敏感な問題について、松島が大変、理知的な対応をしているからだろう。この成熟した考え方は称賛に値する。まだ18歳という若さで、試合に影響を与え得る複雑な外部的要素について、彼は冷静さを保って状況をとらえ、それを試合に集中しようという決心へと転化させている。とても得がたいことだ」と伝えた。
日本は6日に中国に敗れたものの、4強入りは既に決定。7日は中国と再戦の可能性がある。
(THE ANSWER編集部)
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