中国で張本智和が直面した「決して許されない」扱い 地元紙が主催者に苦言「敬意の欠如だ」
中国・成都で行われている卓球の混合団体ワールドカップ(W杯)で、日本の張本智和(トヨタ自動車)がまさかの事態に巻き込まれた。5日の韓国戦、選手紹介の際に名前が呼ばれず、妹の美和(木下グループ)も苦笑い。中国メディアは大会主催者に苦言を呈している。

中国・成都で開催
中国・成都で行われている卓球の混合団体ワールドカップ(W杯)で、日本の張本智和(トヨタ自動車)がまさかの事態に巻き込まれた。5日の韓国戦、選手紹介の際に名前が呼ばれず、妹の美和(木下グループ)も苦笑い。中国メディアは大会主催者に苦言を呈している。
5日に行われたステージ2の韓国戦。試合前に各選手が紹介され、「ミマ・イトウ」と伊藤美誠(スターツ)がコールされた後、智和が呼ばれるはずだった。
だが、その後にコールされたのは「ミワ・ハリモト」。智和はその場を動かない。再び「ミワ・ハリモト」の声が場内に響くと、美和は苦笑い。ようやく「トモカズ・ハリモト」と呼ばれ、智和は動き出した。
悪化している日中関係が影響しているのかは不明だが、運営側のミスは間違いない。
中国メディア「新浪新聞」は、「日本の中心選手、張本智和の名前を主催者側が二度も間違え(あるいは主催者が故意に張本智和の名前をとばし)、張本智和が硬い表情で入場を拒否したのだ。膠着状態が20秒ほど続いた後、三度目に正しい氏名がアナウンスされて、張本智和はしぶしぶ入場した」と伝えた。
同紙は「現場で観戦していたファンによると、今回のワールドカップで、張本智和の名前が誤って、ひいては故意に誤ってアナウンスされたのは今回が初めてではなく、張本智和はたまっていた不満が爆発した結果、今回のような反応をしたのではないかということだ」と説明。「名前をめぐるトラブルについては、問題の核心は大会の主催者側のプロ意識の欠如にあると言えよう」として、こう続けた。
「ITTFのトップレベルのワールドカップの試合においては、参加選手の氏名を正確にアナウンスすること、とりわけ世界ランキングトップ5のスター選手の名前を正確にアナウンスすることは最も基本的で最低限の要件であろう。二度も誤ったアナウンスをするなど、決して許されることではない。単なるミス、見落としでは済まされない。こうしたプロ意識の欠如は、まず何より選手に対する敬意の欠如であり、第二に競技の厳正さ、厳粛性に悪影響を与える」
日本は6日に中国と対戦。この試合の前には「トモカズ・ハリモト」と紹介されていた。
(THE ANSWER編集部)
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