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「ヤマモトのいい1枚が撮れたのに…」ド軍世界一の写真に透けた“後悔” 現地カメラマンの裏話

米大リーグ・ドジャースはワールドシリーズでブルージェイズを下し、2年連続の世界一に輝いた。勝利の瞬間に“中0日”でロジャーズ・センターのマウンドに立っていたのは山本由伸投手。現地で撮影していた球団カメラマンは、決着時の後悔を告白。「きっとこのことはずっと私の心に残るでしょう!」と振り返っている。

ドジャースの山本由伸【写真:ロイター】
ドジャースの山本由伸【写真:ロイター】

現地で撮影したカメラマンが公開

 米大リーグ・ドジャースはワールドシリーズでブルージェイズを下し、2年連続の世界一に輝いた。勝利の瞬間に“中0日”でロジャーズ・センターのマウンドに立っていたのは山本由伸投手。現地で撮影していた球団カメラマンは、決着時の後悔を告白。「きっとこのことはずっと私の心に残るでしょう!」と振り返っている。

 球団カメラマンを務めるキャリー・ジョルダーノさんは、自身のインスタグラムにドジャースの世界一が決まった直後の写真を投稿した。三塁側から撮影したようで、中心に写っていたのは一塁手フリーマン。両手を挙げて歓喜している。その手前では、ヒーローになった山本が捕手スミスに抱きかかえられた後ろ姿があった。

「なんという試合なの!!! スポーツ写真は計画通りにいかないことがある。私の目標は、最終回を外野から撮影し、マウンドに駆け上がる選手たちの姿を鮮明に捉えることだった」

 優勝の瞬間の狙いをこう説明したジョルダーノさんだったが「しかし、延長戦ですべてが変わってしまった」と説明。カメラマンは試合中にも頻繁に撮った写真を送信するが、Wi-Fiが思ったように利用できず、この試合では三塁側の特定の場所からしか送ることができなかったという。

 ドジャースは1点を追う9回1死から、ロハスが値千金の同点弾。ジョルダーノさんはこの後、急いで写真を送るため三塁側へと移動。この作業が響き、予定していた外野からの撮影が叶わなかったようだ。世界一の瞬間、バックスクリーン方向に向かって喜ぶ山本の表情も撮れなかった。

「三塁線から、フレディ(フリーマン)の勝利のリアクションと、ダグアウトでチームが勝利を喜ぶ様子を撮影することができた。それでも、ライトに残っていればヤマモトのもっと良いアングルが撮れたのにと思う。馬鹿げているかもしれないけど、きっとこのことはずっと私の心に残るでしょう!」

 後悔を記したジョルダーノさんだったが「試合後、群衆をかき分け、フィールドでチームが勝利を喜ぶ様子を撮影した。第7戦の勝利を経験できたのは、本当に素晴らしい経験だったわ!」と、連覇の瞬間を現地で撮影した喜びも記している。

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