誤審に抗議? 全英で審判に“コイン投げ” 金星の21歳に波紋「謝罪したい」
英国、米国などで報道続々「重大な罰に処されることになるだろう」
さらに、各国メディアも一連の行動について取り上げている。
英地元紙「ダニル・メドベージェフは主審席にコインを投げたことで重いペナルティを受けることに」と特集。記事では「ウィンブルドンの職員はメドベージェフの行為を見返すことになる。彼は行動に深い意味はないと主張していたが、重大な罰に処されることになるだろう」と記している。
また、過去のウィンブルドンでのペナルティも紹介し、14年大会にファビオ・フォニーニ(イタリア)がコートに対するダメージと大会役員への暴言と侮辱的なジェスチャーで合計2万7500万ドル(約310万円)の罰金が大会史上最も重いペナルティとなっていた。2番目は英国女子シングルスのヘザー・ワトソンで、コートへのラケット叩きつけで1万2000ドル(約135万円)の罰金に処されていた。
米テレビ局ESPN電子版も「ダニル・メドベージェフがウィンブルドンで敗退後、審判の席にコインを投げる」と速報し、イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」電子版は「メドベージェフは試合に負け、正気も失う。審判にコインを投げる」と報じている。
1回戦では、世界ランク3位のスタン・ワウリンカ(スイス)を破る大番狂わせを演じ、世界の注目を浴びていたロシアの有望株は感情に身を任せたコイン投げで一転、批判の的になってしまった。