「足がベースから離れた」の恨み節も…ド軍アウト奪取で激写された「1/1000000000秒」の明暗
米大リーグのドジャースは3日(日本時間4日)、ロサンゼルスでワールドシリーズ(WS)優勝パレードと、ドジャースタジアムでセレモニーを行った。ブルージェイズと火花を散らしたWS。1日(同2日)の第7戦では、明暗を分けた1プレーがあった。

WS第7戦の9回1死満塁でのプレー
米大リーグのドジャースは3日(日本時間4日)、ロサンゼルスでワールドシリーズ(WS)優勝パレードと、ドジャースタジアムでセレモニーを行った。ブルージェイズと火花を散らしたWS。1日(同2日)の第7戦では、明暗を分けた1プレーがあった。
勝った方が世界一となる運命の第7戦。4-4で同点の9回、勝負の行方を左右する大きなプレーがあった。
ドジャースのスネルが1死一、二塁のピンチを招き、山本がマウンドへ。死球で満塁になった後、ブルージェイズのバーショの打球は二塁へ。二塁手のロハスがゴロをつかみ、本塁に送球。三塁ランナーも突っ込む。本塁で受けた捕手のスミスの右足が一瞬ホームベースから離れたが、再び着地させアウトとした。
判定が逆ならブルージェイズがサヨナラ勝ちで頂点に。わずかな差で勝利を逃すと、延長11回にドジャースが勝ち越し、WS連覇を達成した。チャレンジ後も判定が変わらなかったが、ネット上のブルージェイズファンからは「スミスの足がベースから離れていた?!?!」などと恨み節も上がっていた。
世界最大級のデジタルコンテンツカンパニー「Getty Images(ゲッティイメージズ)」などでカメラマンを務めるロブ・トリンガリ氏は、日本時間4日に自身のインスタグラムを更新。このシーンの写真を公開した。
「野球はほんの一瞬の勝負……。写真を見返しても、このプレーでブルージェイズがどれほどワールドシリーズ優勝に近づいたのか、いまだに信じられない」。スミスの右足と、スライディングする三塁走者カイナーファレファの左足が捉えられていた。
「ウィル・スミスのスパイクはいまだホームに触ろうとしているところで、IKF(カイナーファレファ)はホームベースまでナノ秒だった。スポーツの歴史上で信じられない瞬間の一つだ」とトリンガリ氏。「ナノ」は10億分の1を示す。とてつもなく小さな差が、その後に残酷なコントラストを生んだ。
![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)








