勝つたびに歴史を変えるフェデラー、初戦突破の裏で達成した“2つの偉業”とは
全英14年間独占、フェデラーが語る“BIG4”の強さ「我々を打ち破ることは難しい」
キャリアの長さを示すように、勝つたびに歴史を変えるフェデラーだが、ウィンブルドンでは2003年以降、世界ランク1位のアンディ・マレー(英国)、同2位のラファエル・ナダル(スペイン)、4位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)という“BIG4”で独占してきた。
記事では、“BIG4”によるウィンブルドン統治の理由に関するフェデラーのコメントを紹介。「精神力、コンディション、不屈の闘志、そして、タレントによるものだと思う。それが一体になった我々4人の継続性を打ち破ることは難しいだろうね。もしも、僕たちの誰かを倒したとしても、次の選手を倒すことはできないかもしれない」と話したという。
そして、心技体に加え、不屈の闘志も兼ね備えた名手4人の鉄壁ぶりをこう表現している。
「僕たちは全員プレースタイルが全く違う。僕たちのうち3人を切り抜けることは、究極的に難しいんだ。ランキングが僕たちよりも低ければ、大会を優勝するためには(BIG4のうち)誰かを倒さなければいけない。それは本当に大変なことだと思うよ」
“BIG4”の牙城を崩そうとする次世代の選手たちに、自身の見解を述べたフェデラー。「芝の帝王」は心身ともに充実し、ウィンブルドンの優勝記録で単独トップとなる8度目の栄冠に向けて邁進する。