ワールドシリーズ第6戦

　米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手は31日（日本時間11月1日）、敵地でブルージェイズとのワールドシリーズ第6戦に先発登板。6回を投げて5安打6奪三振1失点で、3-1勝利に導いた。ミゲル・ロハス内野手は試合後、「全ての球に気迫がこもっていた」と魂の96球を称えた。

　後がない一戦でエースが奮闘した。初回1死から三塁手マンシーの失策で走者を背負ったが、続くゲレーロJr.を三ゴロ併殺打に仕留めた。3点リードの3回2死三塁の場面で、1番スプリンガーに適時打を打たれて1点を失ったが、その後は鋭い変化球を交えながら無失点で切り抜け、6回でマウンドを降りた。

「NBCスポーツ」のマイケル・J・デュアルテ記者はXで、ロハスの囲み取材の模様を公開。「ヤマモトは決してアクセルペダルから足を離さなかった。全ての球に気迫がこもっていた」と圧巻のピッチングに言及。「チームのために雰囲気を作るとはまさにこのこと。俺たちのために雰囲気を作る上で本当に素晴らしい仕事をしてくれた」と功績を称えた。

　ドジャースはこの勝利でワールドシリーズ通算成績を3勝3敗に。2年連続の世界一へ、勝負の行方を第7戦へ持ち込んだ。