ワールドシリーズ第6戦前

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は30日（日本時間31日）、ブルージェイズとのワールドシリーズ第6戦に向けた前日練習に臨んだ。打撃練習（BP）では柵越えを連発。その後、グラウンド上で見せた善行に反響が広がっている。

　大谷の人柄をうかがわせる場面だった。敵地ロジャーズ・センターでの打撃練習後、内野グラウンドへ移動。そこで身をかがめると、地面に転がっていたボールを、チームメートとともに拾い集めていた。

　米地元局「NBCロサンゼルス」のマイケル・J・デュアルテ記者がXに「ユニコーンには本当に感銘を受ける！」と文面に記し、実際の映像を公開。変わらぬ謙虚な姿にネット上の日本ファンから反響が寄せられていた。

「いつもの大谷さん」
「本当にベースボールを大切にしておられるなと嬉しく感じる」
「ボール回収してる時の取り合いに負けないぞ～な感じがまんま小学生男子なんよ」
「素敵な動画だ。球拾いも、楽しんでいるね」

　10年総額7億ドル（約1014億円＝契約当時）契約の大谷はポストシーズンで打率.250、8本塁打、14打点、OPS1.109を残し、投手として2勝1敗、防御率3.50、18イニングで25奪三振の活躍を見せている。ワールドシリーズは第5戦を終え、ブルージェイズが3勝2敗で世界一へ王手。崖っぷちのドジャースは31日（同11月1日）の第6戦で山本由伸投手が先発のマウンドに立つ。