「ARK LEAGUE」2日目開催 ブレイキンのクルーバトル初代王者は“世界選抜”
ストリートスポーツの世界大会「ARK LEAGUE 2019」は28日、神奈川県寒川町のさむかわ中央公園で大会2日目を迎え、スケートボードの「SKATE ARK」は準決勝、ブレイキンの「BREAK ARK」はクルーバトルが行われた。雨天だった前日から一変。晴天に恵まれたこの日は、会場から雪化粧の富士山が拝める絶景の中で熱い戦いが繰り広げられた。
スケートボード「SKATE ARK」は決勝進出の9選手が決定
ストリートスポーツの世界大会「ARK LEAGUE 2019」は28日、神奈川県寒川町のさむかわ中央公園で大会2日目を迎え、スケートボードの「SKATE ARK」は準決勝、ブレイキンの「BREAK ARK」はクルーバトルが行われた。雨天だった前日から一変。晴天に恵まれたこの日は、会場から雪化粧の富士山が拝める絶景の中で熱い戦いが繰り広げられた。
スケートボードの「SKATE ARK」は準決勝を開催。前日の予選を通過した13名に招待選手11名を加えた24選手がメインアリーナ特設コースで火花を散らした。3人ずつ8グループに分かれて行われ、45秒のソロランの後に、3選手が同時に3分間滑るジャムセッションが行われ、最後はベストトリックを披露。総合スコアの上位9名が、29日に行われる決勝への出場権を手に入れられる。
マニー・サンティアゴ(プエルトリコ)、マキシム・クログロフ(ロシア)ら世界に名を轟かせるライダーが参加する中、日本からはオーガナイザーを務める瀬尻稜の他にも、佐川涼、池慧野巨ら10代のライダーが登場。手すりや階段などを配したオリジナルのストリートコースで、難易度の高いトリックを次々に決めてみせた。
会場のボルテージが最高潮に達したのは、準決勝の最終組ヒート8の戦いだった。ブラジルからやってきた世界屈指のトップライダー、フェリペ・グスタヴォに加え、ダムナムジャパンで2連覇中の高校2年生、白井空良、予選をトップ通過し、FISE広島で3位になった青木勇貴斗が登場。3人は互いに一歩も譲らぬ難易度の高いトリックを、ほぼノーミスで次々と成功させると、客席からは大歓声が上がった。結局、3人は揃って70点を超える高スコアを叩き出して決勝に進出。これに伴い、2020年の東京五輪出場が期待される瀬尻が10位となり、決勝進出を逃す大波乱も起きた。