ワールドシリーズ

　米大リーグのワールドシリーズ第1戦が24日（日本時間25日）、トロントで行われ、ドジャースの大谷翔平投手は「1番・DH」で先発出場した。ナ・リーグ優勝決定シリーズMVPを獲得した直後、受賞トロフィーには「TEAM EFFORT（チームの努力）」のプレートを添える謙虚な行動を見せていたが、同僚が痛烈なツッコミを入れている。

　米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「ドジャースにとって再びのワールドシリーズ進出を前に、ショウヘイ・オオタニが注目の的となる」との見出しで記事を掲載。大谷の謙虚すぎる姿勢に対する、同僚のキケ・ヘルナンデスのコメントを伝えている。

　キケは同メディアに対し「ショウヘイは嘘をつき、MVPが“チームの努力”だったと言い続けている」とコメント。「僕は彼に『大ウソつきだ』と叫んだよ。3本塁打を打ったのは彼だし、10奪三振を記録したのも彼だ」と、ジョーク交じりに痛烈なツッコミを入れている。

　記事によると、大谷がその夜トロフィーを持ち帰ろうとした際、キケは大谷に自身の発言を念押し。大谷はトロフィーを部屋の中央に戻し、そのままにしていったという。そして2日後、チームが練習のため到着すると、トロフィーはプラカードと共に置いてあったと伝えられている。仲の良い同僚が大谷に、独特な形で最大級の敬意を示していた。