リーグ優勝決定シリーズ第2戦

　米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手は14日（日本時間15日）、敵地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦に先発登板。9回1失点で完投し、チームを5-1の勝利に導いた。ポストシーズン（PS）の完投勝利は、球団21年ぶりの快挙。試合後、捕手を務めた相棒も絶賛の言葉を並べた。

　エースの投球だった。初回に先頭打者弾を浴びるもその後は圧巻だった。抜群の制球力とスプリットを軸に凡打の山。9回111球で被安打はわずか3。7奪三振1失点でPS完投勝利を飾った。

　相棒も絶賛だ。米カリフォルニア州地元局「NBCロサンゼルス」のマイケル・J・デュアルテ記者は、自身のXにロッカールームでインタビューを受けるウィル・スミスの動画を公開。山本の良かったところを聞かれると「狙った通りに投げていた。有利なカウントに持って行くことができた」と分析。「早いカウントで弱い当たりを打たせたり、三振を奪うこともできた。今夜は最高に効率よく投げていたよ。本当に特別な登板だった」と最後まで手放しで絶賛の言葉を並べた。

　ドジャースは敵地で2連勝。16日（同17日）から舞台をロサンゼルスに移して戦う。