崖っぷちフィリーズ、異例のユニホーム変更「迷信的な理由じゃ…」 ハーパーら選手が要望
米大リーグ・フィリーズは8日(日本時間9日)、ドジャースとの地区シリーズ第3戦に臨む。2連敗で窮地に立たされたフィリーズは、通常のアウェーの際のグレーではなく、薄い青のユニホームを着用する予定。MLB公式サイトによると、変更はブライス・ハーパー内野手ら選手からの要望だという。

ドジャースと地区S第3戦
米大リーグ・フィリーズは8日(日本時間9日)、ドジャースとの地区シリーズ第3戦に臨む。2連敗で窮地に立たされたフィリーズは、通常のアウェーの際のグレーではなく、薄い青のユニホームを着用する予定。MLB公式サイトによると、変更はブライス・ハーパー内野手ら選手からの要望だという。
気分一新で反転攻勢にでる。過去2度のMVPに輝いているハーパーに加え、今季ナ・リーグ首位打者のターナー、同本塁打王のシュワーバーと強力打線を擁しながら、2戦合計で、ターナーが7打数1安打(打率.143)、シュワーバーが7打数無安打(打率.000)、ハーパーが7打数1安打(打率.143)と不振に陥っているフィリーズ。2連敗でドジャースに王手をかけられている。
そんな中、MLB公式サイトは「フィリーズがロサンゼルスでの必勝のNLDS第3戦で、パウダーブルーのユニホームを着用」という見出しで記事を掲載した。執筆したトッド・ゾレッキ記者は、「フィリーズが1980年時代のユニホームに敬意を表すこの試みが、水曜夜のドジャースタジアムで幸運をもたらすかもしれない」と期待している。
記事によると、フィリーズは通常、本拠地シチズンズ・バンク・パークでの木曜日の試合に限り、パウダーブルーのユニホームを着用しているが、選手たちは長年、アウェーでも同ユニホームを着用したいとチーム運営に働きかけていた。チームは、6月の時点でリーグから着用の許可を得ていたが、レギュラーシーズン終了前に再度ポストシーズンでの着用を申請。承認されたようだ。
ハーパーは記事の中で着用要望の理由を「かっこいいと思ったんだ。1980年代へのオマージュみたいな感じでね」と説明。「もう2、3年くらい(クラブハウスサービス部のディレクター)フィル・シェリダンと冗談交じりでやり取りしていた。数週間前には(選手)数人で彼に持ちかけて、もちろん最終的には俺がみんなに話をつけに行くことになったんだ」と裏話を明らかにしている。
「俺たちはブルーのユニホームを着るのが大好きなんだ。ただ、楽しそうだと思っただけだよ」と語ったハーパー。シュワーバーも「別に迷信的な理由じゃないんだ。ただ見た目や感触を気に入ってるだけ。少し雰囲気を変えられるのも楽しみだ。グレーのユニホームを脱いで、違うアウェーユニホームを着られるのはいいね」と、気分転換の側面を強調している。
記事では「見た目が良ければ気分も良くなる、気分が良ければプレーも良くなる。そうでしょう? もし第3戦に勝てば、第4戦(木曜)でも同じユニホームを着ることになる」と明らかにした。負ければ終わりのフィリーズにとって、幸運の“青いユニホーム”となるのか。なおMLBのファッション専門アカウントの「MLB.FITS」によると今季、普段のロードユニホームだと41勝40敗。一方パウダーブルーのユニホームでは6勝1敗。大一番はどうなるか注目が集まる。
![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)










